お金って何でしょう2
2011年11月24日
お金ってなんでしょう2
こんにちは。今回は前々回の続きのお金ってなんでしょうということについて、語ります。
お金の歴史を知ることで根本や本質を知ることができると思い、自分なりの解釈で、お金の歴史を紐解きたいと思います。
古代の人間の食物はシカやウサギや大型のマンモスなど動物や植物や魚介類でした。それぞれに狩りの名人や、木登りの名人、草類の知識を持った人間が人々の中でも優位に立ち、権力を持っていました。しかし、これらの食物は保存がきかず、数日後には腐ってしまい、その名人の権力もその時に同時に失われて、また、振出しに戻ります。また、いくら名人でも食物が取れないときもあり、時と場合により、その権力も変動していたと思います。ある意味平等な世界ですよね。
その後、食物の安定を図るため、農業が誕生しました。農業は保存のきく穀物を中心とし、また、食物用の動物を育てることも(畜産)も行うようになり、それらを行う名人が権力を持つようになりました。ある名人はそれらを農業の苦手な人々に物々交換を行い作物を提供し、またある人は、自分の得た経験や知識を人々に与え、労働力として農業の下手な人間を雇いました。それらのノウハウを近隣の違うノウハウを持った集落との交流も図り、どんどん発展したものと思われます。これらが物流の原点であり、商売の原点です。
そして、物々交換の時代から、より安定した石で、それらの食物の価値や仕事量やノウハウの価値の目安を作り、それを物々交換の代わりに行ったのが「お金」です。バラエティ番組の石器時代のコントの丸い石がそれです。
この時代にきづいたシステムが今も残っていること自体すご発見だと思います。個々によりお金持ちと貧乏の格差が出てきました。お金持ちは権力を持ちました。また頭の良いお金持ちは、貧乏な人々をお金を貸しました。その引き換えに労働力を提供しました。給料先払いみたいなものですね。
またその後、借金という概念が資本主義やマネーゲームを生みました。
借金のをするために不動産や生命保険を担保すること、つまり生活の一部を担保するようになりました。借金苦で自ら命を落とす方の原因がこれです。
今は、様々な金融商品があります。景気不景気を左右するのはこれらの金融商品が原因です。
なんとなくお金の概念が本来の目的とずれている気がします。
今後、お金の進化はあるのでしょうか。
柴田 昌範